はじめに|母乳じゃなくても大丈夫?と悩むあなたへ
「母乳が足りていない気がする…」
「授乳が苦痛で泣きたくなる…」
「もう完ミに切り替えたいけど、罪悪感がある…」
赤ちゃんを育てるうえで、授乳の悩みはとても多くのママが抱えるものです。
完全ミルク(完ミ)は、母乳だけにこだわらず、赤ちゃんとママの心と体を守るための”選択”の一つ。
この記事では、完ミ育児のメリットや注意点、必要なグッズまで、リアルな声をもとに丁寧に解説します。
完全ミルク育児はいつから始められる?
結論から言えば、完全ミルク育児は新生児期からでもはじめられます。
母乳の出が悪かったり、ママが体調を崩してしまったとき、最初から完ミで育てる家庭も少なくありません。また、最初は混合で初めて、徐々にミルクへ切り替えるケースもあります。
医師や助産師のサポートを受けながら、赤ちゃんとママのペースで進めてOKです。

ちなみに私は、2人目の時は生後2カ月を過ぎたところで完ミに移行しました。上の子が感染症に感染してしまい、看病中に赤ちゃんへの感染を防ぐための選択でした。
完ミ育児のメリット・デメリット
メリット
- パパや祖父母も授乳に参加でき、育児の分担がしやすい
- ミルクの量が目に見えて分かるため、飲んだ量を管理しやすい
- ママが体調不良の時など気兼ねなく薬を飲むことができる
- コーヒー・アルコールなども我慢しなくてもよい
デメリット
- 哺乳瓶の洗浄・消毒やミルク作りに手間がかかる
- ミルク代が経済的にかかる
- 外出時の荷物が多くなる
完ミ育児に必要な道具・おすすめグッズ
完ミ育児をスムーズにするためには、いくつかの育児グッズがあると便利です。
哺乳瓶(プラスチック・ガラス)
軽くて扱いやすいプラスチック製が人気。
産後は赤ちゃんの抱っこで腱鞘炎になるママも多いので軽量なのが嬉しいですね!

私はこの母乳実感シリーズを使っています。ミルクの調合は熱湯と湯冷ましを合わせて適温にしています。
消毒に強く、ミルクを冷ましやすいガラス製もおすすめです。

ママ友(助産師)はガラス製を使っていました。ママが「使いやすい!」と思った方を選びたいですね!
粉ミルク or 液体ミルク
定番の粉ミルクは種類も豊富。外出用には常温保存できる液体ミルクも◎

我が家では比較的低コストなこちらのミルクを使っています。お出かけ用のスティックタイプも便利です。
スティックタイプ☟
味や匂いで赤ちゃんの好みもあるようです。お試しでいろいろ試してみると、赤ちゃんに合ったミルクが見つかるかもしれませんね。
粉ミルク6種類お試しセット☟
液体ミルクにはウオーマーがあると便利です。外出先でも温められます。
哺乳瓶消毒グッズ
電子レンジタイプや薬液タイプなど、ライフスタイルに合わせて選べます。
最近はスチーム除菌も人気です。離乳食用の食器やおもちゃも除菌できるので長く使えそうですね。

私は電子レンジタイプを愛用しています。低コストなのでこちらを試して合わなければ、他の除菌方法を試すのもアリですね!
調乳ポット・電気ケトル
70度前後で保温できるタイプが便利!
決められた温度・量を調乳できる専用ポット☟

我が家ではこちらの電気ポットを使用しています。
完ミ育児のよくある悩みとその対処法
罪悪感がある…
「母乳じゃなくてごめんね」と思ってしまうママも多いですが、赤ちゃんにとって一番大切なのは栄養バランスより、愛情のこもった育児です。元気に笑ってくれる赤ちゃんの姿が何よりの答えです。
それと同時にママも笑顔で過ごせる選択は、赤ちゃんを幸せにしているはずです。
外出先での授乳が大変
液体ミルクも活用しましょう。救世主になるかもしれません。
専用アタッチメント

我が家では熱々に調乳したミルクを外出先に持っていって適温になったころに飲ませることが多いです。短い時間の外出限定ですが、魔法瓶を持たなくても良いので荷物が軽くなります。
完ミで育てたママの体験談
1人目の時は母乳の量が足りず、授乳した後にミルクを足していました。
赤ちゃんも母乳に執着がなかったので、生後5カ月になり離乳食開始のタイミングで完ミ育児に移行しました。
母乳をやめる決断は勇気が入りました。
しかし産後の不安定な精神状態の中で、私はどうしても周りが言う「母乳のほうが楽だよ」という気持ちになれず、「ミルクの方が量が明確にわかる」「哺乳瓶の方が清潔」と気が楽になることに気付き決心できました。
でも、ミルクにしてから「母乳足りているのかな…」「栄養足りているのかな…」という不安が消え、私自身の表情が明るくなった自覚がありました。
授乳中に悲しくなったり、無気力になってしまう「D-MER(ディー・マー)」のママも多くいます。母乳育児で悩み続けるよりは、母親のメンタルヘルスを大切にしてほしいです。
ミルクでも赤ちゃんは立派にと育ちます!
(母乳育児を否定するものではなく、あくまでも一個人の体験談です。)
まとめ|完全ミルク育児は立派な愛情の形
完ミ育児は決して妥協ではなく、選択です。
ママが笑顔でいることが、赤ちゃんにとって一番の安心材料。
自分らしい育児のスタイルを、自信をもって選んでくださいね。
よくある質問(FAQ)
Q.完ミだと便秘になりやすいって本当?
A.粉ミルクの種類によって合う・合わないがあります。便秘が気になる場合には「便通サポート」タイプを試してみましょう。
Q.混合から完ミに変えるタイミングは?
A.授乳の間隔が安定してきた生後1~2か月ごろが切り替えやすい時期です。母乳の量が少なくない場合、突然授乳をやめると乳腺炎などになる危険がありますので、産婦人科に相談することをお勧めします。
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