夏の風物詩、アブラゼミ。
あのミーンミーンという鳴き声を聞くと、夏の訪れを実感しますよね。
でも最近、ネットやSNSで「アブラゼミって食べられるの?」「実際どんな味がするの?」という声が増えています。
昆虫食が注目される中で、身近なセミも気になる存在になってきました。
この記事では、アブラゼミは本当に食べられるのか、安全性や味、食べ方や注意点までをわかりやすく解説します。
アブラゼミはそもそも食べられるの?
昆虫食としての可能性は?
はい、結論から言うと、アブラゼミは食べられます。
実際に日本でも、長野県などで昆虫食文化が根付いており、セミを食用として扱う地域もあります。
アブラゼミは「無毒」で、加熱処理を正しく行えば、食べること自体に法的な問題はありません。
世界的にも、タイや中国、アメリカではセミが「スナック感覚」で食べられている例もあります。
アブラゼミの味は?実際に食べた人の感想まとめ
「エビっぽい」「香ばしい」など好評も多い
実際に食べた人のレビューでは…
- 「香ばしくて殻付きのエビみたい」
- 「羽を取ると食べやすい。苦みも少なくて意外とイケる」
- 「言って塩を振るとスナック感覚で美味しい」
など、ポジティブな感想も多いです。
ただし「油臭い」「土のにおいがする」といった声もあり、好みが分かれることも事実です。
*同じセミでも、ミンミンゼミやクマゼミなどは味に若干の違いがあります。
アブラゼミを調理して食べる方法とは?
採取のタイミング:幼虫がベスト
アブラゼミを食べる場合、成虫よりも幼虫(羽化直前のもの)がおすすめです。
土から出てきたばかりの幼虫は柔らかく、臭みが少ないといわれています。
下処理:泥・寄生虫対策は必須
捕まえたアブラゼミは、しっかり水で洗い、内臓を取り出すのが基本です。
また、最低でも3分以上加熱(茹で・炒め)してから食べましょう。寄生虫対策として、生食は絶対にNGです。
調理例:シンプルが一番おいしい
- 素揚げ(シンプルに塩だけで)
- 甘辛炒め(佃煮風)
- カレーのトッピングとして(スパイスとの相性◎)
調理の際、羽や脚を外すと食べやすくなります。
食べる際の注意点とリスク
甲殻類アレルギーの人は要注意!
セミの成分はエビ・カニと似ているため、甲殻類アレルギーのある方は絶海に避けてください。
都市部のセミは避けるべき
農薬や排気ガスの影響を受けている可能性があるため、都心や道路沿いのセミは避けるのが無難です。
食べるなら農薬が使われていない自然が多い場所で採取しましょう。
自己責任の意識をもって
昆虫食に興味がある方でも、採取・調理・摂取は自己責任で行うことが大前提です。
アブラゼミを食べる文化と昆虫職の未来
世界でもセミを食べる国は多い
アメリカでは「周期ゼミ(周期的に大量発生するセミ)」をバターソテーやピクルスにして食べる例もあります。
タイでは屋台で揚げセミが普通に販売されています。
昆虫食は「サスティナブルフード」として注目中
- 飼育に水や餌が少なくて済む
- 高たんぱくで低脂肪
- 環境負荷が少ない
という理由から、昆虫食は未来のタンパク源として研究・開発が進んでいます。
よくある質問(Q&A)
Q.羽や足も食べるの?
A.羽と脚は硬くて消化に悪いため、基本的には取り除いて調理します。
Q.子供が食べても大丈夫?
A.十分に加熱処理すれば食べられますが、アレルギーリスクを考えると推奨はできません。まずは大人が試してから判断を。
Q.何匹くらい食べれば満腹になる?
A.アブラゼミは1匹あたり数グラム程度なので、10匹以上でやっと「つまみ」になる程度です。食事が割には不向きかもしれません。
まとめ|アブラゼミは食べられるけど、正しい知識と準備が必要!
アブラゼミは確かに食べられます。
でも、食べるには正しい下処理・調理・採取方法を守ることが大前提です。
味に興味がある方は、まず市販の昆虫食(安全なスナックタイプ)から試すのもおすすめ。
昆虫食はちょっと勇気がいる世界ですが、「話のネタに」「自由研究に」「地球の未来に」…
あなたも一歩踏み出してみたはいかがでしょうか?
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